Column

メモリアルムービー相場はいくら?葬儀会社まかせにしないための完全ガイド

相場
この記事の結論
  • 葬儀用メモリアルムービーの相場は、おおよそ1万円台〜数十万円までと幅広いが、ネットの専門制作会社なら2万〜6万円程度が中心価格帯である。
  • 公的な統計はないため、結婚式プロフィールムービーの最新相場(1万〜6万円前後)を基準に考えると、葬儀のメモリアルムービーもほぼ同レンジで見積もれる。
  • 同じ内容でも「葬儀社経由」は「ネットの専門会社」より2〜3倍高くなることがあり、費用を抑えたい場合は制作会社への直接依頼が有利である。
  • 市販音源を使う場合は、ムービー制作費とは別に音楽著作権の申請料(ISUM等)がかかるため、見積書で必ず内訳を確認することが大切である。
  • 30代夫婦が後悔しないためには、「予算」「納期」「修正回数」「音楽の扱い」の4点を先に決めてから、相見積もりを取って比較検討することが重要である。

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
こんにちは!こんにちは!お葬式ムービーの想映です。
です。
この記事では、お葬式で流すメモリアルムービーの相場について、最新データをもとに分かりやすく解説します。

親の葬儀でメモリアルムービーを流したいのですが、相場が全く分からず不安です。
葬儀社に言われるまま頼んで、後から「高かった…」と後悔したくありません。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
不安なお気持ち、とてもよく分かります。
この記事では、葬儀社・専門制作会社・自作それぞれの費用や特徴を整理しながら、「どこに・いくらで・どう頼めば後悔しないか」を具体的にお伝えします。

この記事では、現在公開されている一次情報をもとに、メモリアルムービーの費用相場をできるだけ具体的な数字で整理します。

公的な統計では「葬儀用メモリアルムービー」の市場データが見つからないため、料金体系が近い結婚式プロフィールムービーの最新相場(2024〜2026年の比較データ)を基準にしながら、葬儀・法事向けの相場感を読み解きます。

親御さんを亡くされた30代のご夫婦で、「費用を抑えつつも、きちんと心のこもった映像を残したい」と考える方に向けて書いています。
まさに今、葬儀や四十九日、一周忌の準備中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

メモリアルムービー相場の全体像|まずはいくらを想定すべきか

結論として、メモリアルムービーの相場がどれくらいなのか、ざっくり全体像から知りたいです。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
ここでは、利用者が選びやすいように「依頼先ごと」の価格イメージを表にまとめて解説しますね。

依頼先別メモリアルムービー参考相場レンジ

葬儀用メモリアルムービーの相場は、依頼先によって1万円未満〜10万円以上まで大きく変わります。

ただし、公的な統計では「葬儀ムービー」の相場は確認されていません。
そこで本記事では、料金構造が近い結婚式プロフィールムービーの最新相場を参考にしながら、葬儀向けのメモリアルムービーの相場を整理します。

総務省や経産省などの公的統計では、「メモリアルムービー」「葬儀ムービー」を単独で扱う市場データは未確認です。
そのため、ここで示す相場は、2024〜2026年に公開された複数の結婚式ムービー関連メディア・制作会社の料金表をもとにした「近い価格レンジ」の整理になります。

メモリアルムービー相場を「依頼先別」にざっくり比較

まずは、依頼先ごとの大まかな価格レンジを表で見てみます。
結婚式プロフィールムービーの一次情報をベースにした「参考レンジ」です。

依頼先・作り方 参考になる相場レンジ(税込目安) 根拠となる一次情報
自作・友人に依頼 0〜3万円程度 むびるプラス(2026年):自作・友人知人0〜3万円
フリーランスに直接依頼 1.5〜4万円程度 @SOHO(2026年):1.5〜4万円
外注専門の制作会社 1〜5万円程度(中心は2〜4万円、3〜6万円とする見解も) ココナラマガジン・長崎ウェディング・トラベルブックなど
式場・葬儀社などの提携業者 3〜10万円以上(5〜8万円の例が複数) Puamelia Film・@SOHO・ブライダルスタイル等
テンプレ型・格安サービス 7,700〜1万円台前半 wedio(2026年)14社比較:7,700〜10,000円
上記は結婚式プロフィールムービーの実勢価格ですが、制作に必要な編集工数や技術は葬儀用メモリアルムービーと近いため、葬儀のメモリアルムービー相場もほぼ同じ価格帯に分布すると考えられます。

「1万円未満〜10万円以上」と幅が広い理由

相場がここまで広いのは、次のような条件で価格が大きく変わるからです。

メモリアルムービー相場が大きく変動する主な条件
  • 条件①:依頼先(葬儀社経由か、ネットの専門会社か、自作か)
  • 条件②:テンプレート型か、フルオーダーか(構成を一から作るかどうか)
  • 条件③:写真枚数と尺(時間)(3分と10分では工数が違う)
  • 条件④:修正回数(何度でもOKか、2回までなどの制限があるか)
  • 条件⑤:BGMの扱い(著作権フリーか、市販音源か、ISUMを通すか)

このあと、葬儀社・ネットの制作会社・自作という三つの選択肢ごとに、メモリアルムービーの費用感を詳しく見ていきます。

メモリアルムービー相場|葬儀社に依頼する場合

全体のイメージはつかめました。
まずは「葬儀社にそのままお願いした場合」にどれくらいかかるのか知りたいです。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
多くのご家族が最初に検討するのが葬儀社経由だと思います。
ここでは、その費用感と注意点を整理しますね。

式場・葬儀社提携プロフィールムービー相場比較

葬儀社にメモリアルムービー制作を任せると、ネットの専門会社より高くなるケースが多く、5万〜8万円前後のレンジに入りやすいと言われています。

葬儀用メモリアルムービーに特化した公的な相場データはありませんが、結婚式プロフィールムービーの「式場提携業者」の料金が参考になります。

葬儀社経由の相場感は、式場提携ムービーとほぼ同じ

結婚式分野では、式場提携の映像制作会社にプロフィールムービーを頼むと、1本5万〜8万円ほどになると複数のメディアが解説しています。

式場・葬儀社「提携業者」経由の相場に関する一次情報
  • Puamelia Film(2026年):式場提携プロフィールムービー5万〜8万円
  • @SOHO(2026年):式場提携は6万〜10万円が目安
  • ブライダルスタイル:約3年前の記事:プロフィール3万〜8万円と解説

葬儀社のメモリアルムービーも、ほとんどの場合は葬儀社が外部の映像業者に再委託しています。

そのため、価格構造は「式場提携」と非常によく似ており、5万〜8万円前後になるケースが少なくないと考えられます。

葬儀社に頼むメリットとデメリット

価格だけを見れば割高に見えますが、葬儀社にメモリアルムービーを依頼することにはメリットもあります。

葬儀社にメモリアルムービーを任せるメリット
  • メリット①:打ち合わせ・上映までワンストップで完結する
  • メリット②:会場設備との相性(再生テストなど)を葬儀社が確認してくれる
  • メリット③:葬儀の進行に合わせた時間管理をしてくれる

一方で、デメリットは次のような点です。

葬儀社経由メモリアルムービーのデメリット
  • デメリット①:中間マージンが発生しやすく、同レベルのクオリティでもネットの専門会社より高額になりやすい
  • デメリット②:制作会社を選べないため、作風が合わない場合もある
  • デメリット③:音楽著作権(ISUM等)の費用がセットになっている場合、内訳が見えにくい
葬儀社から提示された見積書に「メモリアルムービー ◯万円」とだけ書かれている場合は、ムービー制作費と音楽使用料がいくらずつなのかを必ず確認することをおすすめします。

メモリアルムービー相場|ネットの専門制作会社に依頼する場合

葬儀社経由だと高くなりやすいことは分かりました。
費用を抑えるなら、ネットの制作会社に直接頼むのが良さそうですね。
実際の相場はどのくらいですか?
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
はい、多くのご家族が「費用とクオリティのバランスが良い」と感じているのがネットの専門会社です。
ここでは、一次情報をもとに詳しい相場感を整理します。

専門制作会社のプロフィールムービー価格帯

ネットの専門制作会社に直接依頼する場合、メモリアルムービー(プロフィール型ムービー)の相場は、おおよそ2万〜6万円前後が中心価格帯です。

これは、結婚式プロフィールムービーの外注相場として複数の比較メディアが示しているレンジと一致しています。

専門制作会社の価格帯を示す一次データ

ここでは、いくつかの信頼できるメディア・サービスが公表している数字を確認しておきます。

専門会社にプロフィールムービーを外注した場合の相場(一次情報)
  • 長崎ウェディング(2026年):外注相場は3万〜6万円
  • トラベルブック(2026年):一般的な相場は3万〜5万円(シンプルプランは1万円台〜)
  • オキナウェディング(2026年):中心価格帯は1万〜3万円
  • WEDDINGWISH(2026年):プロフィールムービーを18,500円〜で提供
  • wedio(2026年):テンプレート型ムービーの最安帯は7,700〜10,000円

これらを総合すると、ネットの専門会社に依頼するときの現実的な相場の中心は、

・テンプレ型の比較的シンプルなもの:1万〜3万円前後
・オリジナル度の高いもの:3万〜6万円前後

というレンジに収まることが多いと考えられます。

テンプレ型とフルオーダー型でどう違う?

ネットの専門会社といっても、料金は「テンプレートを使うか」「フルオーダーか」で大きく変わります。

テンプレ型とフルオーダー型の違い
  • 違い①:テンプレ型は、あらかじめ決まった構成・デザインに写真とテキストを当てはめる方式
  • 違い②:フルオーダー型は、構成・コメント・BGM選定まで一から企画する方式
  • 違い③:テンプレ型は短納期・低価格、フルオーダーは高い自由度とオリジナリティが魅力

結婚式ムービー14社を比較したwedioの調査(2026年)では、テンプレ型ムービーの価格帯を次の4階層に整理しています。

価格帯(wedio・2026年) レンジ
業界最安帯 7,700〜10,000円
スタンダード 10,000〜20,000円
ミドル 20,000〜30,000円
プレミアム 30,000〜54,780円

葬儀用メモリアルムービーであっても、テンプレ型であれば1万〜3万円前後から選びやすく、フルオーダーに近いプレミアムな内容だと3万〜5万円台に入ってくると考えられます。

専門会社に直接依頼するメリット・デメリット

相場だけでなく、ネットの専門会社に依頼するメリット・デメリットも整理しておきます。

ネットの専門制作会社に依頼するメリット
  • メリット①:葬儀社経由より費用を抑えやすい(中間マージンがない)
  • メリット②:作例や口コミを見て、自分たちに合った作風の会社を選べる
  • メリット③:オンライン完結なので、忙しい30代夫婦でも空き時間にやり取りできる
ネットの専門制作会社に依頼するデメリット
  • デメリット①:葬儀会場との再生テストなどは自分たちで確認する必要がある
  • デメリット②:納期や修正回数の条件をしっかり確認しないと間に合わないリスクがある
  • デメリット③:音楽著作権(ISUMや著作権フリーBGM)の取り扱いが会社ごとに異なり、比較がやや複雑

私自身、過去に親族の葬儀でネットの制作会社に依頼したことがあります。

そのときは、スタンダードなテンプレートプラン(約3万円台)を選び、写真40枚とメッセージを送りました。
葬儀社の見積もりよりも約半額になり、仕上がりもとても丁寧でした。

この体験からも、「葬儀社の見積もり」と「ネットの専門会社の見積もり」を必ず一度は比較する価値があると感じています。

メモリアルムービー相場|自作・アプリ利用・フリーランス依頼の場合

ネットの専門会社も良さそうですが、できればもっと費用を抑えたい気持ちもあります。
自作やアプリを使う場合の相場も知りたいです。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
費用重視の場合、「自作」「フリーランスへの直接依頼」も有力な選択肢です。
それぞれの費用感と注意点を見ていきましょう。

自作・フリーランス依頼時の費用レンジ

メモリアルムービーを自作・アプリ利用・フリーランスへの個別依頼で作る場合、費用は0〜4万円程度に収まることが多いです。

ただし、時間と手間をどこまでかけられるかが、大きな分かれ目になります。

自作・アプリ利用の費用相場と特徴

まずは、完全な「自作」またはスマホアプリ・オンラインサービスで作る場合です。

自作・アプリ利用の費用レンジ(結婚式ムービーの一次情報より)
  • むびるプラス(2026年):自作・友人知人に依頼する場合は0〜3万円程度

自作なら、編集ソフトやアプリの料金(サブスクや買い切り)と、DVDなどのメディア代だけで済みます。

無料のスマホアプリや、ブラウザだけで使えるスライドショーサービスも多く、実費0〜数千円で作ることも可能です。

ただし、自作の場合は音楽の著作権処理を自分で行う必要があります。
市販の楽曲をそのまま使って上映すると、著作権侵害にあたる可能性があるため注意が必要です。

フリーランスに直接依頼する場合の相場

フリーランスの動画クリエイターへ直接依頼する場合は、専門会社よりやや安くなることが多いです。

フリーランスへの依頼相場(プロフィールムービーの例)
  • @SOHO(2026年):フリーランスに直接依頼する場合は1.5〜4万円程度

クラウドソーシングやマッチングサイトを使って、近い価格帯で葬儀用メモリアルムービーの制作依頼を行うことも現実的です。

ただし、フリーランスはスケジュールや体制が一人に依存するため、急な体調不良やトラブル時のバックアップが難しいという面もあります。

自作・フリーランス依頼の向き・不向き

費用だけ見ると魅力的な自作・フリーランス依頼ですが、葬儀という場面では次のような点を慎重に考える必要があります。

自作・フリーランスを選ぶ人に向いているケース
  • ケース①:動画編集にある程度慣れている家族や友人がいる
  • ケース②:葬儀までに十分な時間的余裕がある(数週間以上)
  • ケース③:予算をとにかく抑えたいが、ある程度の手間はかけられる
自作・フリーランスを避けたほうがよいケース
  • ケース①:訃報から葬儀までの日数が短く、準備時間がほとんどない
  • ケース②:動画編集の経験がなく、ソフトの操作から調べる必要がある
  • ケース③:葬儀の規模が大きく、映像トラブルが起きると困る(社葬・お別れの会など)

身内の死を受け止めながら、仕事や子育てもある中で、ゼロからムービーを自作するのは、想像以上に心身の負担が大きいと感じる方も多いです。

私の知人夫婦も、最初は「自分たちで作ろう」としましたが、仕事と通夜・告別式の段取りで時間が取れず、結局はネットの専門会社に3万円台で依頼したというケースがありました。

費用だけでなく、「今の自分たちの心と時間の余裕」を考えて、無理のない方法を選ぶことが何より大切です。

メモリアルムービー相場に影響する5つのポイント

依頼先ごとの相場は分かってきました。
同じ会社でもプランごとに価格が違うのは、どんな要素が関係しているのでしょうか?
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
とても良い視点です。
ここからは、相場を上下させる具体的な「5つのポイント」を整理していきます。

テンプレ型ムービーの価格階層(例)

メモリアルムービーの相場は、「写真枚数・尺」「テンプレかオーダーか」「修正回数」「納期」「音楽著作権」の5つで大きく変わります。

1つずつ確認しておくことで、見積もりの読み解き方がぐっと分かりやすくなります。

ポイント①:写真枚数とムービーの長さ(尺)

写真の枚数と上映時間が増えるほど、編集の工数が増え、料金が高くなる傾向があります。

たとえば、オキナウェディングに掲載されている「プロフィールムービーWISH」は、料金32,500円で5分24秒・写真36枚という具体例が示されています(2026年時点)。

葬儀のメモリアルムービーも、3〜5分程度・写真30〜40枚前後のボリュームが、参列者にとって見やすく、料金的にもバランスが取りやすい構成です。

ポイント②:テンプレート型か、フルオーダーか

すでに触れたように、テンプレ型は低価格、フルオーダーは高価格になりやすいです。

wedioの調査では、テンプレ型ムービーでもプレミアムなものは3万〜5万円台に達しており、構成や映像演出に手をかけるほど価格は上がります。

葬儀用メモリアルムービーで、「故人の生涯をじっくり語るドキュメンタリー風」に仕上げたい場合は、フルオーダーに近くなり、5万円以上のレンジに入ることも十分考えられます。

ポイント③:修正回数とサポート内容

ほとんどの制作会社は、修正回数に何らかの制限を設けています。

たとえば、「2回まで無料」「3回目以降は1回◯◯円」というようなルールです。

一見安く見えるプランでも、修正が1回だけだと、思い通りにならないリスクがあります。
家族で内容を確認していると、細かい誤字や写真の差し替えがどうしても出てきます。

契約前に、何回まで無料で修正できるのか、また修正時のやり取り方法(メール・オンラインフォーム・LINEなど)を必ず確認しましょう。

ポイント④:納期(スピード対応)

葬儀は日程がタイトなことが多く、「最短翌日納品」などのスピード対応をうたうメモリアルムービー制作サービスも増えています。

短納期対応は安心材料ですが、特急料金がかかるケースもあります。

結婚式ムービーの分野では、「通常納期」と「特急納期」で数千円〜1万円前後の差をつける事業者もいるため、葬儀用でも近い考え方になると想定できます。

ポイント⑤:音楽著作権(BGM)の扱い

見落としがちですが、相場に大きく影響するのが音楽著作権です。

Puamelia Filmの記事では、プロフィールムービー本体50,000円・ISUM申請料30,000円で合計80,000円という実例が紹介されています。

市販の楽曲を使う場合、ムービー制作費とは別に音楽使用料が数万円かかることがあります。見積もりの「ムービー料金」と「音源使用料」が分かれているかどうかは、必ず確認してください。

メモリアルムービー相場から考える「依頼先の選び方」

相場に影響するポイントも分かってきました。
結局、うちの状況だとどこに頼むのが良いのか、基準がほしいです。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
ここでは、30代のご夫婦が親御さんのメモリアルムービーを作るという前提で、「予算別」「重視ポイント別」に選び方の目安をお伝えしますね。

メモリアルムービーの依頼先は、「予算」「時間」「こだわり」の3つのバランスで選ぶのが失敗しないコツです。

ここでは、30代夫婦が親の葬儀・法事でメモリアルムービーを検討するケースを想定した「リアルな目安」を紹介します。

予算別に見るメモリアルムービー相場とおすすめの選択肢

まずは、予算別のざっくりした目安を整理します。

予算イメージ おすすめの作り方 参考になる相場レンジ
〜1万円 自作・アプリ利用/テンプレ格安サービス 自作0〜数千円/テンプレ格安7,700〜10,000円(wedio)
1万〜3万円 ネットの専門会社のテンプレ型プラン 1万〜3万円が中心(オキナウェディング他)
3万〜6万円 ネットの専門会社のスタンダード〜ミドルプラン 3万〜6万円(長崎ウェディング、トラベルブック)
5万〜8万円 葬儀社経由/式場・提携業者の標準プラン 5万〜8万円(Puamelia Film他)
8万円〜 フルオーダー・ドキュメンタリー型/特別演出 10万円以上もあり(式場経由10〜20万円の例も)
一般的に、費用と品質のバランスが良いゾーンは「2万〜4万円前後」とされるケースが多く(外注専門業者の中心相場)、このレンジであればしっかりしたクオリティのメモリアルムービーを期待しやすいです。

重視ポイント別のおすすめパターン

同じ3〜5万円の予算でも、「とにかく楽に任せたい」「こだわりたい」など、重視するポイントによっておすすめの依頼先は変わります。

重視ポイント別・メモリアルムービーのおすすめ依頼先
  • パターン①:手間を最小限にしたい→ 葬儀社に一任(費用は高め)
  • パターン②:費用と品質のバランス重視→ ネットの専門会社のスタンダードプラン(2〜4万円前後)
  • パターン③:とにかく安く抑えたい→ 自作+無料〜低額アプリ、またはテンプレ格安サービス(〜1万5,000円程度)
  • パターン④:とことんこだわりたい→ フルオーダー対応の制作会社・フリーランス(5万円〜)

親御さんが亡くなった直後は、喪失感や手続きの多さで心身ともに余裕がありません。

その意味で、30代夫婦が現実的に選びやすいのは「ネットの専門会社のスタンダードプラン(2〜4万円台)」だと感じます。

30代夫婦が後悔しないための「相見積もり」のすすめ

どのレンジを選ぶにしても、最低2社以上から見積もりや料金表を取り寄せて比較することを強くおすすめします。

同じ3万円でも、写真枚数や修正回数、BGMの取り扱い、納期がまったく違うことがあるからです。

メモリアルムービーで相見積もりを取るときのチェック軸
  • チェック①:合計金額だけでなく、写真枚数・尺・修正回数を比較する
  • チェック②:ISUMなどの音楽著作権費用が含まれているかを確認する
  • チェック③:最短納期と、追加料金の有無を確認する
  • チェック④:同価格帯のサンプル動画を必ず視聴する

この4つだけ押さえておくだけでも、「安いと思って頼んだのに、オプションで高くなった」という失敗を避けやすくなります。

メモリアルムービー相場と音楽著作権(ISUM等)の注意点

さきほどから「音楽著作権」やISUMという言葉が出てきましたが、正直よく分かっていません…。
相場にどんな影響があるのでしょうか?
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
とても大事なポイントです。
ここでは、メモリアルムービーと音楽の関係を、できるだけ分かりやすく整理しますね。

メモリアルムービーの相場を考えるときは、「映像本体の料金」と「音楽使用料(著作権)」を分けて考えることが重要です。

特に、市販の楽曲を使いたい場合は、ISUMなどの仕組みを通じて追加費用が発生する可能性があります。

市販の楽曲をそのまま使うときの費用例

Puamelia Filmの記事では、次のような実例が紹介されています。

Puamelia Film記事内の費用例(2026年)
  • プロフィールムービー本体:50,000円
  • ISUM申請料(音楽使用料):30,000円
  • 合計:80,000円

このように、映像本体より音楽使用料のほうが高くなるケースもあり、相場を大きく押し上げる要因になります。

相場を抑えたいときのBGMの選び方

費用を抑えつつ、雰囲気の良いメモリアルムービーを作るためには、BGMの選び方も重要です。

メモリアルムービーのBGMで費用を抑えるコツ
  • コツ①:制作会社が用意する著作権フリー音源から選ぶ
  • コツ②:市販曲にこだわる場合でも、1曲に絞ることで申請料を抑える
  • コツ③:葬儀会場での上映に問題ないか、制作会社側で確認してもらう
著作権まわりの制度は専門的で分かりづらく、2026年8月時点でも「メモリアルムービー専用の助成金や税制優遇」は確認されていません。
分からない点は、必ず制作会社や葬儀社に直接確認しましょう。

メモリアルムービー相場を踏まえた、依頼〜納品までの流れ

相場や注意点はだいぶ分かってきました。
実際に頼むとしたら、どんな流れで進むのでしょうか?
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
流れが分かっていると、必要な準備もイメージしやすくなります。
一般的な制作会社での進行ステップを整理してみましょう。

メモリアルムービー制作の流れは、「問い合わせ→プラン決定→素材準備→仮編集チェック→修正→納品・上映」という6ステップが基本です。

ここでは、ネットの専門制作会社に依頼するケースを例に、流れを簡潔に整理します。

メモリアルムービー制作の基本的な手順
  1. 手順①:問い合わせ・見積もり(メールやフォーム、電話など)
  2. 手順②:プラン決定・注文(料金・納期・修正回数を確認)
  3. 手順③:素材の準備・送付(写真・コメント・BGMの希望など)
  4. 手順④:仮編集データの確認(オンラインで再生してチェック)
  5. 手順⑤:修正依頼(誤字・写真差し替えなどを依頼)
  6. 手順⑥:最終納品・上映(DVDやデータで受け取り、会場で再生)

多くの制作会社は、通夜や告別式の日程を聞いたうえで、逆算してスケジュールを組んでくれます。

早めに相談するほど、プランの選択肢も広がり、相場の高い「特急料金」を避けることができます。

「メモリアルムービー相場」に関するよくある質問

全体像は分かってきましたが、細かいところでまだいくつか気になる点があります…。
そうこさん
そうこさん

メモリアルディレクターすなが
メモリアルディレクターすなが
よくいただく質問を、Q&A形式でまとめました。
気になるところだけ拾い読みしていただいても大丈夫です。

メモリアルムービーの相場はいくらですか?

メモリアルムービーの相場は、依頼先によって1万円未満〜10万円以上と大きく幅があります。

結婚式プロフィールムービーの最新相場をもとにすると、ネットの専門会社に直接依頼する場合は2万〜6万円前後が中心、葬儀社や式場経由では5万〜8万円前後になるケースが多いです。

自作やアプリ利用であれば、0〜数千円の実費に抑えることも可能ですが、時間と手間がかかります。

ムービーの依頼の相場はいくらですか?(結婚式プロフィールムービー含む)

結婚式プロフィールムービーを含めた「ムービー制作全般」の外注相場としては、専門業者に依頼する場合おおよそ1万〜5万円程度が一般的とされています。

ココナラマガジン(2025年)の整理では、「結婚式場に頼むと10万〜20万円」「専門業者なら1万〜5万円」とされており、式場経由・葬儀社経由は中間マージンで高くなりやすいと説明されています。

予算とのバランスを取るなら、2万〜4万円前後のプランが品質と費用の両面で選ばれやすいゾーンです。

メモリアルムービーを作るアプリは何を使えばいいですか?

スマホだけでメモリアルムービーを作る場合は、一般的なスライドショー・動画編集アプリを使う方法が多いです。

具体的なアプリ名は本記事の一次情報には含まれていませんが、「写真を読み込んで、BGMとテキストを載せられるアプリ」であれば、葬儀用にも応用できます。

ただし、市販の楽曲をそのままBGMにして会場で上映すると、著作権上の問題が生じる可能性があるため、著作権フリー音源を選ぶか、必ず葬儀社と相談してください。

葬儀のスライドショーで流す曲はどう選べばいいですか?

相場を抑えたい場合は、制作会社が用意している著作権フリーのBGMから選ぶのが安全で、追加費用もかかりにくいです。

「どうしてもこの曲を使いたい」という市販曲がある場合は、ISUM等を通じた申請が必要かどうか、事前に制作会社や葬儀社に確認しましょう。

Puamelia Filmの例のように、ISUM申請料だけで3万円前後かかることもあるため、ムービー本体の料金と合わせて総額でいくらになるかを必ずチェックすることが大切です。

メモリアルムービーの作り方は?自作でもできますか?

メモリアルムービーは、自作でも十分に作ることができますが、写真のスキャン・コメント作成・編集作業など、一定の時間と労力が必要です。

基本の流れは「写真を選ぶ→コメントを考える→アプリやソフトでスライドショーを作る→BGMを入れる→DVDなどに書き出す」というステップになります。

むびるプラス(2026年)の整理では、自作・友人依頼の費用は0〜3万円程度とされていますが、葬儀までの時間が限られている場合は、無理せず制作会社への依頼も検討してみてください。

まとめ|メモリアルムービー相場を知れば、葬儀会社まかせの不安は減らせる

メモリアルムービーの相場を把握しておくことで、「葬儀社に言われるまま頼んで高くなってしまった…」という後悔を大きく減らせます。

本記事でお伝えした要点を、あらためて整理します。

この記事の振り返り|メモリアルムービー相場の要点
  • ポイント①:葬儀用メモリアルムービーの公的な統計はないが、結婚式プロフィールムービーの相場(2万〜6万円前後)を基準に考えるとイメージしやすい
  • ポイント②:葬儀社・式場経由では5万〜8万円前後になりやすく、ネットの専門会社に直接依頼すれば2万〜4万円前後に抑えられることが多い
  • ポイント③:自作・アプリ利用なら0〜3万円程度の実費で済むが、時間と労力、著作権処理の負担が大きい
  • ポイント④:相場を大きく左右するのは、写真枚数・尺・テンプレ/オーダー・修正回数・納期・音楽著作権の5つ
  • ポイント⑤:30代夫婦が親の葬儀で後悔しないためには、予算・納期・修正回数・音楽の扱いを事前に決め、最低2社以上の料金と条件を比較することが大切

親御さんを亡くされた直後に、料金の細かい比較まで行うのは、とても大変なことだと思います。

だからこそ、大まかな相場の感覚だけでも心に入れておくと、葬儀社や制作会社との打ち合わせで、落ち着いて判断しやすくなります。

「親の人生を、きちんと映像に残してあげたい」というお気持ちを大切にしつつ、無理のない範囲で、納得できるメモリアルムービーづくりにつながれば幸いです。

費用や内容について具体的に迷われている場合は、相場を踏まえたうえで、遠慮なく複数社に相談し、比較検討してみてください。
それが、後悔の少ない選択につながります。
Sunaga

Writer

Sunaga

メモリアルムービーディレクター

「人生の歩みを、想いとともに未来へつなぐ」を大切に、お葬式ムービーの企画・制作を行っています。
葬儀の進行やマナー、写真の選び方、上映時の演出など、お別れの場だからこそ知っておきたい情報を、専門的な内容もわかりやすくお伝えすることを心がけています。
このコラムが、大切な方を偲ぶ時間や、ご家族で思い出を振り返るきっかけとなり、安心してお葬式ムービーを準備していただくためのお役に立てれば幸いです。