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お葬式のメモリアルムービーを失敗しないテンプレート活用術
この記事では、親御さんのお葬式で流すメモリアルムービー用テンプレートの選び方と作り方を、はじめての方にも分かりやすく解説します。
時間もないし、失敗したくないです……。
この記事では、「今から準備しても、ちゃんと間に合って、しかも後悔しない」ための考え方と具体的な手順を、制作会社目線で整理しました。
この記事では、メモリアルムービーの基本、テンプレートの種類と選び方、費用相場、構成例、音楽や著作権の注意点まで、30代のご夫婦が最短距離で判断できるための情報をまとめています。
とくに、「親が亡くなったばかりで気持ちも時間も余裕がないけれど、それでもきちんと送り出したい」という方に向けて書いていますので、同じ状況の方はぜひ最後まで読んでみてください。
お葬式で使うメモリアルムービーとは?テンプレートで何が変わるか

メモリアルムービーは、故人の人生を写真と音楽でたどり、家族や参列者みんなで「ありがとう」とお別れを伝えるための映像です。
結婚式で言うプロフィールムービーに役割は近いですが、お葬式・お通夜・四十九日・法事などの場で上映されるため、落ち着いたトーンと配慮のある言葉選びがより重視されます。
最近では、ブラウザ上で作れるメモリアル動画サービスや、Canvaなどの編集ツール用テンプレートも増えていますが、葬儀の現場では「写真を預けて業者が制作する」タイプのテンプレートサービスがまだ主流です。
写真とコメントを差し替えるだけで、短時間で映像が完成します。
メモリアルムービーと結婚式プロフィールムービーの共通点と違い
結婚式プロフィールムービーの考え方を、そのままお葬式用メモリアルムービーにも応用できる部分が多くあります。
結婚式のプロフィールムービーは、「生い立ち」や「2人の出会い」をゲストに紹介する動画です。
ウェディングムービーの相場や構成をまとめた複数のガイドによると、プロフィールムービーは新郎新婦の人生を写真でたどる構成が定番とされています(出典:ウェディングムービーマガジン WEDDINGWISH、2026年3月公開記事など)。
お葬式のメモリアルムービーも同じく、「幼少期 → 学生時代 → 社会人・家族との日々 → 最後のメッセージ」という流れで人生のストーリーを共有する映像だと考えると、イメージしやすくなります。
テンプレートを使う最大のメリットは「時間と心の余裕」を生むこと
親御さんを亡くされた直後は、役所の手続きや葬儀社との打ち合わせ、親族への連絡など、やることが一気に押し寄せます。
そのなかでゼロから動画を編集することは、技術的にも精神的にも大きな負担になります。
テンプレートを使えば、
という形で、遺族が向き合いたい「思い出を選ぶ時間」に集中できます。
これは実際に多くのご家族と接してきた制作現場の感覚としても、とても大きな意味があると感じています。
メモリアルムービー テンプレートの種類と特徴

実際にはどんな種類があって、どう違うのかを知りたいです。
メモリアルムービー用テンプレートは、大きく「自作用テンプレート」と「外注テンプレート型サービス」の2種類に分けられます。
どちらも一長一短があり、葬儀の日程やご家族の状況によってベストな選択肢が変わります。
ここでは、ブライダル向けの一次情報を参考にしながら、お葬式にも応用しやすいポイントに絞って解説します。
自作用メモリアルムービーテンプレート(ダウンロード型)
自作用のテンプレートは、PowerPoint・Canva・動画編集ソフトなどで使えるデータをダウンロードし、自分で写真やテキストを入れていくタイプです。
結婚式プロフィールムービーの自作テンプレートでは、通販サイトPIARYのテンプレートが1本3,480円(税込)程度で販売されており(出典:PIARY「プロフィールムービー自作テンプレート」2026年8月時点)、似た価格帯の商品が多数存在します。
wedioの相場ガイドでは、こうしたDIYテンプレートを使った自作の場合、3,000〜10,000円程度が目安とされています(出典:株式会社課題解決プラットフォーム「2026年のブライダル動画相場」)。
外注テンプレート型メモリアルムービー(制作会社に依頼)
外注テンプレート型は、制作会社が用意した複数のデザインテンプレートから好みを選び、写真とコメントを送ると、プロが代わりに編集してくれるサービスです。
結婚式向けの代表的なサービスでは、テンプレート1本あたりの価格は次のようなレンジが提示されています(いずれもプロフィールムービーの例)。
| サービス・区分 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| ハレムービ(テンプレート型) | 7,700円 | 低価格帯のオンライン外注サービス(出典:ハレムービ公式 2026年8月) |
| WEDDINGWISH(WISH) | 18,500円〜 | 全9種のテンプレートをオンライン提供(出典:WEDDINGWISH 2026年8月) |
| ICU提携特典価格 | 30,800円 | 提携プラン利用時のテンプレート選択式(出典:withプロデュース ICU資料 2026年2月) |
| ICU一般価格 | 55,000円 | 式場経由のテンプレート型プロフィールムービー(出典:同上) |
これらは結婚式向けの価格ですが、「テンプレートを使って写真素材を預かり、業者が編集してデータを納品する」というビジネスモデルは、お葬式用メモリアルムービーとも共通しています。
そのため、お葬式用でも1〜3万円台のテンプレート外注サービスが現実的なラインだと考えられます(葬儀専用の横断統計は未確認のため、あくまでブライダル相場からの推定とお考えください)。
ブラウザ完結型サービス・アプリ系テンプレート
最近は、FlexClipやCapCut、Canvaなど、オンライン上でテンプレートを選んでそのまま編集できるサービスも増えています。
検索上位の記事でも、「無料で使えるメモリアル動画テンプレート」「オンラインの葬儀トリビュートビデオテンプレート」などが多数紹介されています。
これらはアカウント登録すればすぐに使える一方で、
というハードルがあります。
30代でPCに慣れている方なら対応可能ですが、「3日後がお通夜」という状況では、ゼロからこうしたツールを覚えるのはかなり負担が大きいのが正直なところです。
メモリアルムービー テンプレートを使うメリット

実際に親の葬儀で使うとして、テンプレートのメリットをもう少し具体的に知っておきたいです。
お葬式でメモリアルムービーテンプレートを使う最大のメリットは、「短い準備期間のなかでも、一定以上のクオリティの映像を安全に用意できること」です。
ここでは代表的なメリットを3つに分けて解説します。
メリット①:準備時間を大幅に短縮できる
葬儀の準備期間は、多くの場合数日〜1週間程度しかありません。
その中で、動画編集ソフトの操作を覚え、構成を考え、ゼロからムービーを作るのは、かなりハードな作業です。
テンプレートを使えば、遺族がやることは「写真を選ぶ」「コメントを考える」の2つが中心になります。
制作会社に外注するテンプレート型サービスでは、写真枚数やコメントのフォーマットも決まっているため、フォームに沿って入力するだけで済みます。
テンプレートは、その時間を確保するための道具だと考えてください。
メリット②:見やすい構成・写真枚数が最初から決まっている
検索上位のサービスを見ると、「写真30枚タイプ」「写真40枚タイプ」といった形で、テンプレートごとに写真枚数と尺(動画の長さ)が決められているケースが多くあります。
これは、結婚式プロフィールムービーで培われた「見やすい写真枚数と時間配分」の考え方を、そのままメモリアルムービーに応用していると考えられます。
たとえば、ブライダル動画専門の相場ガイドでは、7分前後のプロフィールムービーの定番構成として、
などが紹介されています。
お葬式のメモリアルムービーでは、新郎・新婦の代わりに「幼少期」「学生〜社会人」「家族との日々」といった区切りに置き換えれば、同様の構成が使えます。
写真枚数も、プロフィールムービーでは合計50〜70枚が目安とされており(出典:同上)、これをお葬式での上映時間に合わせて30〜40枚に調整するイメージです。
メリット③:費用とクオリティのバランスが良い
テンプレートを使った外注サービスは、フルオーダーの映像制作に比べると大幅に費用が抑えられるのも特徴です。
ブライダル向けのデータになりますが、プロフィールムービー制作の方法別相場は、次のように整理されています(出典:株式会社課題解決プラットフォーム「2026年のブライダル動画相場」)。
テンプレート型の外注サービスは、この中の「自作」と「フリーランス外注」の中間くらいの価格帯〜フリーランス外注の下限付近に位置づけられることが多いです。
たとえば、先ほど紹介したハレムービ(7,700円)、WEDDINGWISH(18,500円〜)などがその代表例です。
「完全オーダーメイドまでは望まないが、きちんとしたクオリティにしたい」というニーズに、テンプレート型がちょうどフィットしていると言えます。
メモリアルムービー テンプレートのデメリットと注意点

一方で、テンプレートを使うことで後悔するポイントや、注意した方がいい点はありますか?
ここで率直にお伝えしますね。
メモリアルムービーテンプレートには、「自由度の制限」と「音楽・著作権まわりの制約」という2つの大きなデメリットがあります。
事前に把握しておけば、ほとんどのケースで対策が可能です。
順番に見ていきます。
デメリット①:構成やデザインを大きく変えられない
テンプレートは、あらかじめ決められた枠組みの中で写真やコメントを入れ替える仕組みです。
そのため、
「家族のインタビュー動画を入れたい」「ナレーションを自分で録音して入れたい」「特定の場面だけ白黒にしたい」
といった個別の演出は難しいことが多いです。
デメリット②:写真を「入れたいだけ入れる」ことはできない
テンプレートごとに写真枚数が固定されているため、「どうしてもこの写真も入れたい」という気持ちがあっても、規定枚数を大きく超えることはできません。
これは一見デメリットに感じますが、実際には「写真を厳選するきっかけ」になることも多いです。
私自身、制作の現場でご家族と一緒に写真を選ぶことがありますが、
という、良い副作用が生まれることが少なくありません。
とはいえ、どうしても枠からあふれてしまう場合は、写真をアルバムにまとめて式場に置くなど、ムービー以外の形で「思い出」を共有する方法も検討してみてください。
デメリット③:好きな曲を自由に使えるとは限らない(著作権の壁)
「故人が好きだったあの曲をどうしても流したい」というご要望はとても多いです。
しかし、市販の楽曲をメモリアルムービーで使用する場合、著作権と著作隣接権の問題が発生します。
wedioの相場ガイドによると、結婚式ムービーで市販楽曲を使用する際は、一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)を通じた申請が必要になり、1曲あたり5,500円(税込)の申請料がかかることが多いとされています(出典:wedio 2026年5月公開記事)。
お葬式のメモリアルムービーにおいても、同様の仕組みが適用されるケースがあり、「無料で好きな曲を何でも使えるわけではない」点には注意が必要です。
音楽利用のルールも、最終的には式場や葬儀社の方針によって異なりますので、必ず事前に相談してください。
失敗しないメモリアルムービー テンプレートの選び方

選ぶときの具体的なポイントを教えてほしいです。
メモリアルムービーテンプレートを選ぶときは、「会場の雰囲気」「音楽」「写真枚数と時間」の3つを基準にすると失敗しにくくなります。
これは、ウェディングムービー専門サービスがプロフィールムービーテンプレートの選び方として推奨している考え方(出典:Puamelia Film「プロフィールムービーテンプレートの選び方」2026年5月)を、お葬式に合わせてアレンジしたものです。
手順①:会場と参列者の雰囲気に合うデザインを選ぶ
結婚式では「厳かな式なら感動系」「アットホームならPOP系」といった選び方が推奨されていますが(出典:Puamelia Film 2026年5月記事)、お葬式の場合は、
といった要素を考慮します。
たとえば、親族中心の家族葬であれば、少し柔らかい色合いのテンプレートでも問題ありません。
一方、会社関係の参列者も多い一般葬では、白や黒、紺などを基調にしたシンプルで上品なデザインを選んだほうが無難です。
手順②:音楽のイメージを先に固めておく
テンプレートによっては、ある程度想定しているBGMの雰囲気があります。
結婚式用テンプレートの選び方でも、「使用したいBGMの雰囲気に合わせてテンプレートを選ぶ」ことが推奨されています(出典:Puamelia Film)。
お葬式用でも、次のような観点で音楽のイメージを考えてからテンプレートを見ると、選びやすくなります。
式場や葬儀社が著作権クリア済みのフリーBGMを用意していることも多いので、まずはプランナーに相談し、そこからテンプレートの雰囲気を決めていくのがおすすめです。
手順③:写真枚数と上映時間からテンプレートを絞る
最後に、実際に用意できる写真の枚数と、葬儀の進行上確保できる上映時間を考えます。
ブライダル用途では、プロフィールムービーの写真枚数は合計50〜70枚、時間は5〜7分が一般的とされています(出典:株式会社課題解決プラットフォーム 2026年版)。
お葬式では、告別式の限られた時間の中で上映することが多いため、
このくらいを意識すると、参列者にとっても集中して見やすい映像になります。
迷ったら、まず30枚前後のテンプレートから検討し、どうしても入れたい写真が多い場合に40枚タイプを選ぶイメージでも良いと思います。
メモリアルムービー テンプレートを使った作り方【ステップ解説】
次は、実際にどんな手順で作ればいいのかを知りたいです。
外注テンプレート型のメモリアルムービーは、「テンプレート選び → 写真とコメントの準備 → データ送付 → 制作会社の編集 → 確認・納品」という流れで進みます。
葬儀社やサービスによって細かな違いはありますが、ここではよくあるフローを紹介します。
手順①:テンプレートのデザインと写真枚数を決める
まず、葬儀社や制作会社が用意しているテンプレート一覧から、デザインと写真枚数を選びます。
前の章でお伝えした「会場の雰囲気」「音楽」「写真枚数と時間」の3軸をベースに、パンフレットやサンプル映像を見ながら絞り込みます。
検索上位の葬儀向けサービスでも、「ゴールドボーダー」「ブラー背景+スクエア」「シネマティック」など、落ち着いた色味のテンプレートが多数ラインナップされています。
手順②:写真とコメントシートを準備する
テンプレートが決まったら、必要枚数の写真と、それぞれに添える一言コメントを用意します。
多くのサービスでは、「コメントシート」や「入力フォーム」が用意されており、1枚ごとに「いつ・どこで・誰と」という情報や、短いメッセージを書き込む形式になっています。
ここで大事なのは、すべてをご遺族だけで抱え込まず、兄弟姉妹や親族に協力をお願いすることです。
具体的には、兄弟で年代ごとに担当を分けるとスムーズに進みます。
手順③:写真のスキャンとデータ化を行う
紙焼きの写真しかない場合は、スマホのスキャンアプリやコンビニの複合機を使って、JPEG画像データにしておきます。
葬儀用メモリアルムービー制作サービスの多くは、写真のスキャンからサポートするフローを準備しており、「お写真のスキャン」「お写真とテキストの入力」などの工程をスタッフが代行してくれることもあります(出典:お葬式用メモリアルムービー作成サービスの制作フロー例)。
自分たちで行う場合も、画質よりも「この1枚に込めたい気持ち」を優先して選べば大丈夫です。
手順④:制作会社が編集し、確認用データが届く
写真とコメントが揃ったら、制作会社がテンプレートに沿って編集を行います。
結婚式ムービーのテンプレート外注では、数日〜1週間程度で確認用データが届くケースが多いです。
葬儀は日程がタイトなため、「特急対応」や「即日仕上げオプション」を用意しているサービスもあります。
特急料金の例として、「全ての素材受領日から翌日に1回目のご視聴で+10,000円」など、稼働日数に応じた追加料金が設定されている事例もあります(出典:葬儀用メモリアルムービー制作会社サイト)。
このあたりは各社で大きく異なるため、必ず見積もり時に確認してください。
手順⑤:修正があれば依頼し、上映用データを受け取る
確認用の動画を家族で視聴し、誤字脱字や写真の入れ違いなどがないかチェックします。
多くのサービスでは、1〜2回までの軽微な修正は料金内に含まれていることが多いので、気になる部分は遠慮なく伝えて問題ありません。
最終版が完成したら、DVD・Blu-ray・USBメモリ・データダウンロードなど、葬儀会場で再生しやすい形式で受け取ります。
再生テストは、必ず前日までに式場の機材で行っておくと安心です。
メモリアルムービー テンプレートの費用相場と予算の考え方
やっぱり気になるのは費用です。
どのくらいの予算を見ておけばいいのでしょうか?
ここでは、ブライダル動画の一次データを参考にした現実的な目安をお伝えします。
お葬式用メモリアルムービーテンプレートの費用は、3つの層(自作テンプレ/テンプレ外注/フルオーダー)で考えると整理しやすくなります。
葬儀専用の統計は未確認のため、ここでは結婚式プロフィールムービーの相場データをベースに、金額レンジのみを目安として紹介します。
自作テンプレート利用時の費用感
前述のとおり、PIARYなどの自作用プロフィールムービーテンプレートは3,480円(税込)前後のものが多く、ブライダル相場では3,000〜10,000円のレンジが一般的とされています。
お葬式用にCanvaテンプレートなどを購入する場合も、数千円〜1万円以内が一つの目安になるでしょう。
ただし、費用が安い代わりに編集作業の時間的コストが大きくなる点は忘れないでください。
テンプレート外注サービスの費用感
テンプレート外注サービスについては、先ほどの具体例から、
・ハレムービ:7,700円(税込)
・WEDDINGWISH:18,500円(税込)〜
・式場提携テンプレ(ICU特典価格):30,800円(税込)
・式場提携テンプレ(一般価格):55,000円(税込)
といった価格帯が確認できます(出典:各公式サイト・資料)。
フルオーダー制作との比較
一方、完全オーダーメイドの映像制作(構成の企画から撮影・編集までを含む)では、ブライダル動画の相場として80,000〜200,000円程度が提示されています(出典:株式会社課題解決プラットフォーム「2026年のブライダル動画相場」)。
SHINKU MOVIEの解説によると、テンプレート使用のシンプルムービー(2〜3万円)と、フルカスタム(8〜15万円)には、企画・撮影・編集などの工数とオリジナリティの差があるとされています。
お葬式のタイミングでそこまでのフルオーダーを行うケースは多くありませんが、「一周忌や三回忌のタイミングで、改めて記念ムービーを制作する」といった形で検討するご家族もいます。
「メモリアルムービー テンプレート」に関するよくある質問
Q1. メモリアルムービーを自作できる無料アプリはありますか?
無料でメモリアルムービーを作れるアプリやオンラインサービスは、いくつか存在します。
たとえば、海外サービスのFlexClipやCapCut、Canvaなどは、無料テンプレートや無料プランを提供しています。
ただし、無料プランにはロゴ(ウォーターマーク)が入る・画質が制限される・日本語フォントが少ないといった制約があることも多く、葬儀の正式な場で上映する映像として使う場合は慎重な判断が必要です。
葬儀の日程まで時間がない場合や、PC操作に不慣れな場合は、有料のテンプレート外注サービスを使う方が結果的に安心なことがほとんどです。
Q2. メモリアルムービーの相場はいくらですか?
お葬式専用の統計は確認できませんが、結婚式プロフィールムービーの相場から推測すると、テンプレートを使った外注で1本あたり1〜3万円前後が現実的なラインだと考えられます。
自作テンプレートを購入して自分で編集する場合は3,000〜10,000円程度、フルオーダーの映像制作では80,000〜200,000円程度とされており(出典:株式会社課題解決プラットフォーム 2026年版)、メモリアルムービーでも大きな傾向は変わらないと見てよいでしょう。
実際の金額は、葬儀社のプランに含まれているかどうかや、特急料金の有無などによっても変わるため、必ず事前に見積もりを確認してください。
Q3. メモリアルムービーは何分くらいが適切ですか?
葬儀の進行や会場の規模にもよりますが、多くのケースで5〜7分程度が適切な長さだと考えられます。
これは、ブライダル動画の定番であるプロフィールムービーの7分前後という構成とも近い数字です(出典:株式会社課題解決プラットフォーム 2026年版)。
長すぎると参列者の集中が途切れてしまい、短すぎると故人の人生を十分に伝えきれないため、写真30〜40枚・5〜7分を一つの目安にしておくとバランスが良くなります。
上映時間に制限がある場合は、葬儀社と相談しながら、必要に応じて2〜3分の短縮版を作る選択肢もあります。
Q4. お葬式で流すスライドショーの曲はどう選べばいいですか?
お葬式で流すメモリアルムービー用の曲は、まず葬儀社や式場が提供している著作権クリア済みBGMから選ぶのが安全です。
ピアノやストリングスなど、歌詞のない落ち着いた楽曲が多く用意されています。
故人が好きだった市販楽曲を使いたい場合は、ISUMなどを通じた申請が必要になり、1曲あたり5,500円(税込)の追加費用が発生することが多いとされています(出典:wedio 2026年5月公開記事)。
宗教的な配慮や式の進行にも関わるため、楽曲を決める前に、必ず葬儀社・式場に相談するようにしてください。
Q5. メモリアルムービーを英語で言うと何と表現しますか?
英語圏では、Memorial movie(メモリアルムービー)という表現も使われますが、より一般的にはtribute video(トリビュートビデオ)、memorial video(メモリアルビデオ)、slideshow for funeral(葬儀用スライドショー)などの表現がよく使われます。
海外サービスやテンプレートを検索する際は、「funeral memorial video template」や「tribute video template」などのキーワードを使うと、葬儀向けのテンプレートが見つけやすくなります。
ただし、海外テンプレートは日本語フォントや弔事マナーが日本と異なる部分もあるため、国内向けの葬儀用テンプレートサービスを優先的に検討するのがおすすめです。
まとめ|メモリアルムービー テンプレートは「時間のないご家族」の強い味方
親御さんのお葬式でメモリアルムービーを流すことは、故人の人生をみんなで振り返り、「ありがとう」を伝える、とても温かい時間になります。
一方で、葬儀の準備期間は短く、心も体も疲れている中でゼロから映像を作るのは簡単ではありません。
そんなとき、テンプレート型のメモリアルムービーサービスは、「限られた時間でも、きちんとした映像を用意するための現実的な選択肢」になります。
そして何より大切なのは、完璧な映像を作ることではなく、その映像を通して家族や参列者が故人を想い、心を通わせる時間を持つことです。
この記事が、今まさにご準備を進めている30代のご夫婦にとって、少しでも判断の助けになればうれしく思います。
もし具体的な構成やコメント文、写真の選び方で迷ったときは、制作会社や葬儀社に遠慮なく相談してみてください。
プロの立場から、「今の状況でできる最善の形」を一緒に考えてくれるはずです。
Writer
Sunaga
メモリアルムービーディレクター
「人生の歩みを、想いとともに未来へつなぐ」を大切に、お葬式ムービーの企画・制作を行っています。
葬儀の進行やマナー、写真の選び方、上映時の演出など、お別れの場だからこそ知っておきたい情報を、専門的な内容もわかりやすくお伝えすることを心がけています。
このコラムが、大切な方を偲ぶ時間や、ご家族で思い出を振り返るきっかけとなり、安心してお葬式ムービーを準備していただくためのお役に立てれば幸いです。